皆さん、こんにちは(*'▽')
本日は「PCR法」について紹介していこうと思います!
現在各地で新型コロナウイルスに感染しているかどうかの検査をするために、「PCR」という方法が使用されています☆
皆さんもテレビのニュースや新聞でよく目にする言葉だと思います。
しかし、実際にPCR法について詳しく知っている人は少ないのではないでしょうか?
そんな方のために、これからPCR法について順に説明していきます!
【PCRとは?】
PCRを一言で言うと、“遺伝子増幅実験“です('ω')
Polymerase Chain Reactionの頭文字を取ったもので、和訳すると“核酸(DNAもしくはRNAのこと)合成酵素連鎖反応“となります。
PCRは生命科学の世界では基礎的な技術で、誰もが実行可能な技術です。
そして、PCRはウイルス検出のためだけではなく、遺伝子組み換え技術や、遺伝病の研究のためにも使われていますΣ(・□・;)
【PCRを使用して新型コロナウイルスの有無を調べる方法】
①新型コロナウイルスの感染箇所である鼻奥〜喉の細胞を採取します。
皆さんの中にもインフルエンザの検査の時に長い綿棒を鼻に入れられるという経験をした方も多いと思います(-_-)
新型コロナウイルスの場合も同様に、その方法でウイルスが感染しているであろう細胞を採取します( ゚Д゚)
②鼻奥〜喉から採取した細胞液の中に新型コロナウイルスだけが持つ遺伝子が存在しているかどうかを調べます。
その際、PCR技術によってウイルスだけが持つ遺伝子を増幅します。
⇒もしその遺伝子が検出されたらその人はウイルス陽性の患者となります(>_<)
【なぜ新型コロナウイルスの感染検査としてPCR法を使うのか】
PCR法の他にインフルエンザの検査時に使用するイムノクロマト法というものがあります。
PCR法の検査には最低でも4-5時間はかかりますが、イムノクロマト法は10-20分で検査が終了します!
検査にかかる時間の差は、医者や検査技師の技術の問題ではなく、実験原理の問題です。
ではなぜ新型コロナウイルスもインフルエンザと同様にイムノクロマト法を用いないのでしょうか(・・?
それは、新型コロナウイルスに関して判明していることが少ないこと、検査に必要な抗体が作られていないことなどが原因として挙げられます。
しかし、現在世界中で新型コロナウイルスの抗体やワクチンの開発が行われているため、近い将来、検査技術がPCR法からイムノクロマト法に変わる日も来るかもしれません!
新型コロナウイルスの検査方法がPCR法からイムノクロマト法に以降されると、インフルエンザの検査と同様、比較的早い時間で感染の有無を判断出来るようになることが予想されます(*^^)v
【おわりに】
新型コロナウイルスが流行し始めてから、かなり長い時間が経過しましたが、まだまだ油断はできません((+_+))
深刻な事態を避けるためにも、もし発熱や咳がある場合はなるべく人との接触を避け自宅療養をするようにしましょう。
そして、数日間も発熱などの症状が続いたり、症状が重くなってきたりするようならば、保健所に電話相談の上でPCR検査を行ってもらいましょう!
もっと詳しく知りたい方は、ぜひこちらをチェック☆
https://paralymart.or.jp/kiquest/7804
